注文住宅を建てる際の間取りのこだわりポイント

2021.07.17

注文住宅を建てる!間取りのこだわりポイント

せっかく憧れの注文住宅を建てるのであれば、間取りにはこだわりたいもの。ご家族それぞれ要望はあると思いますが、それ以外にもチェックしたいポイントをまとめました。ポイントをおさえて、住んでいるご家族皆さんが、居心地がいいと感じられる間取りを実現しましょう。

 

注文住宅の間取りのこだわりポイント

注文住宅の間取り

間取りのチェックポイントは、各部屋で異なります。その部屋で何をするのか、どのように過ごすのか、どう感じたいのか考えるのがポイント。家族によってその思いは様々なので、ここで紹介する実例をもとに家族会議をしてみましょう。

 

リビング・ダイニング

リビング

 

家族みんなで過ごす時間が長く、お客さんが来ることもあるので、ぜひこだわりたいのがリビング・ダイニング。日当たりがいい場所に設けることが多く、そのまま外に出られるようにテラスをつけたり、ウッドデッキをつけたりするかたもいます。また、多くの人が過ごす場として窮屈な雰囲気にならないために、吹き抜けを設けて開放的な空間にすることもしばしば。使う人が多い分、リビングは意外とものが多くなりがち。大小さまざまなものがあるため、ものの大きさに適した奥行きの造り付けの収納があると重宝します。

 

 

リビングの一角に和室や畳コーナーを設けて、子どもの遊び場を作るのもおすすめです。

 

 

お子さんが小学校に入ると、子ども部屋に勉強道具などを置くことができますが、保育園や幼稚園に通っている段階では、リビングに園のものを置いておくことも多いかと思います。このようなリビング脇の子どもの遊び場のスペースに、園の制服やカバン、お知らせなどを置いておける収納(造り付けでなくてもかまいません)があれば、朝の準備もスムーズで、園から帰ってすぐに休むこともできるでしょう。

 

キッチン

キッチンには、独立型、対面型、アイランド型などいろいろなタイプがあります。キッチンは、料理をする人が楽しくできるものを選ぶようにしてください。対面型やアイランド型の場合、ちょっとしたカウンターをつけてもいいでしょう。食器や食品などものが多いので、収納は少し大きめに作ると、すっきりとしたキッチンになります。また、ダイニングテーブルとの関係性も配慮しましょう。キッチンとダイニングテーブルが横並びであれば、テーブルを料理の補助台としても使えて便利です。壁面収納を作り、食器や食品だけではなく、家電も外から見えないように収納するとよりスッキリ見えていいでしょう。

 

 

収納

収納は特にこだわりたいポイントです。それぞれの部屋の収納やウォークインクローゼットはもちろんですが、キッチン回りや洗面所などの収納も充実させたいところ。収納計画のポイントは、実際に入れるものを考えながら、広さや奥行きをイメージすること。多すぎても少なすぎても使いにくく、散らかる原因になってしまいます。

洗面所は洗面台の下を収納として使う人が多いですが、バスタオルやフェイスタオル、洗濯物を入れるかごなどを収納できるスペースもあると便利です。また、おすすめは土間収納。玄関脇に土間収納があると、玄関にものがあふれるのを防ぐことができます。小さいお子さんがいる家庭では、ベビーカーや鍵がついていない子供用の自転車も停めておけて便利。最近では、玄関に手洗い場をつけるかたも増えています。手洗い場も土間収納部分にあったほうが、玄関がすっきりするでしょう。

 

 

多目的スペース

広さに余裕があれば、リビングの一角や階段ホールなど空いている空間に多目的スペースがあってもいいでしょう。家の中にこのような余白があると、テレワークやお子さんの勉強、趣味などに使えてとても便利です。

 

 

注文住宅の間取り以外で気をつけたいポイント

最後に、間取り以外で気をつけたいポイントについて紹介していきます。

 

外観

外観

1階と2階の窓の位置や高さを揃えると、きれいな外観になります。窓を考える際は外観と内観どちらかだけではなく、室内外のバランスを見て考えましょう。せっかく大きな窓を設けたのに、カーテン閉めっぱなしではもったいないですが、よくある失敗なので注意してください。

外観を考える際、玄関廻りだけ素材や色を変えることが多いです。玄関は家の顔になる部分なので、玄関周り道路から玄関までのアプローチもアクセントをつけると、家のグレードが上がります。

 

インテリア

家具・カーテン・照明なども注文住宅のグレードを上げる重要な要素です。インテリアはご家族の好みにもよると思いますが、注文住宅での失敗例として、住宅の建築費にお金がかかってしまい、インテリアにかけるお金がない事例がよくあります。あらかじめインテリアにかけるお金を確保しておくようにしましょう。

また、リビング・ダイニングは家の中でもっとも面積が広いところなので、床材や壁紙、照明などもじっくり選びましょう。特に、色合わせのときには大きなサンプルを使い、ウスメーカーや工務店が作成する内観図やCGなどでチェックしてください。

 

風水

風水が気になるというかたも少なくありません。確かに、風水には部屋を配置するのにいい方角があります。しかし、あまりに風水にこだわってしまうと、家族の要望が二の次になってしまい、逆に暮らしにくい住まいになってしまうこともあるでしょう。あくまでもご家族の要望を優先して、最後に風水を確認し、部屋の用途に合わせて、家具の配置やインテリア、小物などに風水やラッキーカラーを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

注文住宅の間取りのこだわりポイントを紹介してきました。間取りはご家族の要望がたっぷりと詰まっていると思いますが、今回ご紹介したこだわりポイントもぜひ参考にしてください。ちょっとした工夫ですが、生活が便利に、楽しくなるでしょう。

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