鹿児島県の市町村別水道料金まとめ

2021.05.22

水道は、私たちの暮らしに欠かせないライフラインの1つです。飲料水としては勿論、料理や洗濯などさまざまな場面で使われています。必要な時に必要な量を使うことができ、管理もされているため衛生面も安心です。

水道自体が通っていない、または通っていても飲み水としては使えない。そういった国が存在するなか、日本の水道システムは素晴らしいものだと言えるでしょう。

そして、安全で美味しい水を利用するためには、毎月の使用料を払わなければなりません。それが水道料金です。この水道料金は、市町村によって金額が異なります。

今回は鹿児島県の中でも人口が多い地域を中心に水道料金をまとめました。

▽水道料金の計算方法

▽水道料金が市町村によって異なる理由

▽市町村ごとに見る鹿児島県の水道料金

▽水道料金を節約するには

〇水道料金の計算方法

水道料金は基本料金や従量料金、消費税等からなっています。基本料金は、口径別または用途別などといった区分によって決められており、使用量で判断することはありません。

従量料金は使用量によって決められており、使用量が上がると料金も上がる仕組みです。

計算式としては以下の通りになります。

また、地域によっては水道局のホームページにて、水道料金の自動計算を行える場合もあります。確認してみましょう。

水道料金は県や市町村によって異なります。水道事業は国や県ではなく、各地方自治体によって運営されていることが理由です。その他にも土地・法律・人口密度・需要者数などといった、さまざまな理由が関係しています。

自治体によって、維持費や管理費もさまざまです。きれいな水を保つ浄化処理施設や一定の水量を確保するためのダム。家庭に水を送るためには水道管なども必要です。水源が離れているのであれば、その分工事費や維持費もかかります。

水道事業者は河川の水を水道水として利用することが可能です。この時、河川には「水利権」が発生します。水利権とは水力発電や水道など、特定の目的のために流水を継続的または排他的に使用できる権利です。水利権を得ることで、水道事業者は河川を使用できます。

しかし、河川だけで水道水をまかなえなかった場合、別の場所から購入しなければなりません。購入すると「受水費」が発生し、水道水の原価に含まれます。この受水費が、水道料金に差が生じる原因の1つです。

維持費や修繕費など水道設備の費用は、私たちが支払う水道料金から出ています。人口が多い地域であれば、費用を大勢で負担するため一世帯の負担は軽くなるでしょう。反対に人口が少ない地域は、費用を少数で負担しなければいけないため水道料金も上がります。

暮している地域の企業数によっても水道料金は異なります。企業などは大口需要者に分類され、水道料金を一般家庭よりも高く設定していることが理由です。そのため、大口需要者である企業が多いほど一般家庭の水道料金は低くなります。

自然豊かな鹿児島県でも美味しい水を自由に利用できます。これは、県内の水道事業者によって整備されているおかげです。鹿児島県の水道料金はどのくらいになるでしょう。今回は人口が集中している市町村の水道料金をまとめました。