移住者が鹿児島で居心地の良い暮らしをするためには
2021.05.17
2021.05.17

新型コロナウイルスの影響もあり、在宅ワークが定着しつつある世の中。第4波も意識し始め、まだまだ終わりは見えません。家で過ごす時間も多くなり、居心地のよい暮らしを考え始めます。必要のないものを省き、その分必要なものに投資する。
選択していくうちに、高い家賃を払ってまで都会にいる必要性を感じなくなった人もいるでしょう。実際に、地方への移住者が増えていることも事実です。地方の自治体側も移住者にむけて、様々な補助制度を設けています。そのなかでも鹿児島県は、移住地として名前があがる県の1つです。今回は鹿児島の魅力や移住地として最適な理由を紹介します。

桜島や黒豚で有名な鹿児島県。都市化が進む鹿児島市を中心に、様々な特色をもつ市町村で形成されています。なぜ鹿児島県が移住地として選ばれているのか、その理由をまとめました。
■温泉が多い
温泉旅館が立ち並ぶ霧島市や砂蒸し温泉が盛んな指宿市など、鹿児島県は日本有数の温泉地です。霧島市に関しては住みたい温泉地全国1位に選ばれ、移住者数が九州の中で1位を獲得したこともあります。温泉が有名な市町村を選ぶと、在宅ワークで疲れた身体を気軽に癒しに行けるところも魅力です。
■食の宝庫
温暖な気候と大自然の恩恵を受け、海から山まで様々な農畜産物が作られています。特に黒豚は、鹿児島ブランドであり県外に専門店をもつほど美味しい豚肉として有名です。漁業も盛んに行われ、港にはきびなごやカツオが水揚げされます。移住先を選ぶ際に「食」は重要なポイントです。鹿児島県に移住する際は食に関する心配はいらないでしょう。
■都会と自然のバランスがとれている
鹿児島県は、都市化が進んだ中心部にいても自然を感じられます。海が見える道路が多く、いたる所に植えられたヤシの木も理由の1つでしょう。中心部から数十分、車を走らせると緑豊かな景色も広がります。発達した市街地と自然が広がる程よい田舎。両方のバランスがとれているところが鹿児島県の魅力の1つです。

食べ物が美味しいや自然が多いなど魅力の多い鹿児島県ですが、注意しなければならないこともあります。移住後に「こんなはずではなかった!」と、ならないためにもデメリットも知っておきましょう。
■火山灰が降る
鹿児島の象徴ともいえる桜島は、現在も活発に噴火を繰り返す活火山です。そして、噴火の際に市内に降り注ぐものが火山灰になります。火山灰が降る日は、髪の毛はきしみ服も汚れるため傘なしでは歩けません。特に降灰量が多い日は、数メートル先も見えなくなります。
■自動車がないと少し不便
中心部は公共交通機関も発達しており1時間に何本も運行していますが、少し離れると1時間に1、2本と少なくなります。なかには、夕方になると運行をストップする場所も多いです。そのため、自動車や自転車などを所有していると交通面での心配は解消されます。
■1年中暖かいわけではない
「南国鹿児島」と呼ばれていますが、1年中暖かいわけではありません。他の県に比べると気温は高いですが、冬になると暖房器具が必要になるほど冷え込みます。雪が降る年もあるくらいです。そのため「暖かい土地だから移住しよう」と思い、移住を決めることはおすすめしません。

移住は、当たり前ですが旅行と違いその地に住むことになります。生活環境が大きく変わることに、不安を感じる人も多いでしょう。都会から田舎へ移住する場合は尚更です。そのため、少しずつ慣れていくことをおすすめします。最初は鹿児島の中でも発達している市街地を選び、生活に慣れた頃に田舎の方へ引っ越すことも1つの方法です。市街地であれば、生活する上で不便を感じることはないでしょう。おすすめは鹿児島市、日置市、霧島市です。
鹿児島県の中でも1番の人口を誇ります。医療機関や交通機関も整備されているため、都会から移住しても困ることは少ないでしょう。鹿児島市を拠点に、地方に足を運ぶことも可能です。また「移住者に優しい適度に自然がある環境で仕事ができる都市」のランキングでは1位に選ばれています。
鹿児島市の隣にある日置市は、自然も多くのんびりとした空気が流れています。少し車を走らせると鹿児島市に行けるため、そこまで不便さを感じることもないでしょう。日置市の自治体も移住者支援を積極的に行っており、空き家バンクなどの利用も可能です。日置市のホームページでは、実際に移住した人の感想も聞けます。
霧島市は、九州の中でも1番移住者が多い時期もありました。移住・定住者に対する補助金制度や手厚いサポート体制が整えられており、農業体験など様々なプログラムが用意されています。日本有数の温泉地という点も人気の理由です。なかには、温泉付きの住宅もあります。
参考URL:https://diamond.jp/articles/-/186877
https://kagoshima-ijulife.city.kagoshima.lg.jp/about/about-kagoshimacity/
http://www.city.hioki.kagoshima.jp/teiju/ijuteju/akiya/akiyabank.html
https://www.city-kirishima.jp/hisyokouhou/shise/ijuteju/index.html