鹿児島で自然災害に強い耐震住宅を建てるなら
2021.09.01
2021.09.01

台風や地震、大雨による水害など自然災害が多い鹿児島県。そのため自然災害が発生するたびに、住宅への被害も起きています。住宅への被害を少しでも軽減するためには通常の造りではなく、耐震性の強い住宅をおすすめします。
自然災害に強い耐震住宅であれば、住宅への被害も軽減できるでしょう。本記事では、耐震住宅の説明やメリットをまとめました。それでは最初に、耐震住宅とはどのような住宅になるのか見ていきましょう。
▽耐震住宅とは?
▽耐震住宅のメリット
▽耐震住宅にはデメリットもある
▽耐震補強の方法は4つ
▽耐震住宅は制震と免震と何が異なるのか
▽まとめ

耐震住宅とは、地震などが発生した際に起こる「建物の揺れ」に強い住宅のことを言います。そして、下記のような条件を満たした住宅が「耐震住宅」です。
・震度5程度の地震が発生しても構造躯体に損傷がない
・震度6~7の地震が発生しても倒壊しない住宅
また耐震住宅は耐震性能で等級が決まっており、1~3に分かれています。等級1は「建築基準法で決められた耐震性能をクリアしている」、等級2は「等級1の1.25倍の耐震性がある」、等級3は「等級1の1.5倍の耐震性がある」と設定されました。等級が上がると耐震性が増していく仕組みになっています。
ちなみに等級1は、必要最低限の耐震性能をクリアしているレベル。等級2は、「長期優良住宅」の認定を受ける際に必要なレベルです。等級3は等級の中で最も高く、消防局や警察署などの建物が当てはまります。
もともと各地で地震が多発する日本ですが、さらに鹿児島県は桜島も抱えているため、いつ大きな地震が発生しても不思議ではありません。そのため自宅を、自然災害に強い耐震住宅にすることで、自身の命や住宅を守ることに繋がります。

ここからは、地震に強いイメージの耐震住宅ですが、他にどのようなメリットがあるか確認していきましょう。
耐震住宅のメリットは、
・地震対策の費用が通常よりも抑えることができる
・地震だけでなく強風や台風にも強い
・免震性ではできない地下室などを取り入れた設計が可能
・通常の住宅よりも住宅や人の命を守ることができる
・建てる土地の影響を受けにくい
などが挙げられます。以上のことから耐震住宅は、地震の心配だけでなく台風の発生率も多い鹿児島に最適な住宅と言えるでしょう。

地震や台風に強い耐震住宅ですがデメリットもあります。「こんなの知らなかった!」とならないためにも覚えておきましょう。
耐震住宅のデメリットは下記の通りです。
・耐震住宅は地震が発生すると、その揺れが直に伝わる。そのため、ひび割れや劣化など住宅が損傷する可能性も高くなる。
・地震が発生すると、室内の家具や電化製品が転倒する恐れがある。その後、火災などの二次被害に繋がることも。
・地震に耐える力はあるが、繰り返し起こる地震には弱く、損傷しやすい。
・住宅の高い階に行くほど揺れが強くなる。

耐震補強を行う方法は大きく4つに分かれています。
その方法は下記の通りです。
自分の家に最適な方法を選びましょう。

耐震の他にも、制震と免震という地震の対策方法があります。すべて地震に関連する対策ですが、この3つの違いは何になるのでしょうか。それぞれの特徴を解説していきます。
地面から建物が離れます。そのおかげで建物に直接揺れが伝わらず、建物の損傷も防げます。3つの中で、最も建物にダメージが少ない所も特徴です。
・耐震住宅は地震などの建物の揺れに強い住宅だが、台風や強風にも強い
・耐震補強の方法は4つあり、「耐震性に優れた壁を増やす」「大型の住宅は耐震プレースを使用する」「鉄骨や壁をカーボンファイバーで補強」「壁と柱の間にスリットを作る」
・地震の対策方法には、耐震の他に制震と免震がある
・耐震住宅には、「揺れが直に伝わるため揺れやすく、損傷しやすい」や「室内の家具・家電が転倒しやすい」「繰り返し発生する地震に弱い」「高い階に行くほど揺れが強くなる」などのデメリットも存在する。
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