鹿児島の大雨による災害への備え方を徹底解説

2021.08.25

鹿児島の大雨による災害への備え方を徹底解説!

大雨

近年、鹿児島県では大雨による被害が多発しています。降り注ぐ雨が原因で川の水位が増し、民家へ流れ込んでしまうことも少なくありません。住宅の浸水被害や、雨で地盤が緩み土砂崩れを引き起こすこともありました。

 

私たちが鹿児島でより良い暮らしを送るためには、大雨などの自然災害に備えることも大切ではないでしょうか。自然災害はいつ、何がキッカケで起こるかわかりません。いざという時のために、私たちができる対策をしっかりと行い備えましょう。対策を行うことで気持ちの余裕にも繋がります。

 

今回は鹿児島県で発生率の高い、大雨による災害への備え方をまとめました。

 

目次

▽災害対策は事前準備が大事!

 

▽こんな前兆や地形の土地は注意が必要

 

▽災害リスクも確認する

 

▽まとめ

 

〇災害対策は事前準備が大事!

災害対策の事前準備

これは水害に限ったことではありませんが、自然災害は事前準備が重要です。水害発生後に、必要な物や情報を集めていては逃げ遅れてしまいます。生死を分けると言っても過言ではありません。水害が起こり気持ちも平常でない状態では、必要な物や情報を得る正確な判断も難しくなるでしょう。

 

いざという時に慌てないためにも、

 

・非常持ち出し品の準備

・家族と非常時の役割分担の確認

・連絡先の確認

・避難場所の確認

 

上記の確認や準備をしておきましょう。

 

非常持ち出し袋の中身は、下記の物を入れておくと役に立ちます。

【非常持ち出し袋の持ち物リスト】

非常持ち物リスト

引用元:92_20200521171346-1.pdf (pref.kagoshima.jp)

 

そして、非常持ち出し袋は自分が持てる重さにしてください。袋の重みで動けず、逃げ遅れては意味がありません。必ず準備した袋を背負い動けるか確認しましょう。更に、非常持ち出し袋の保管場所は避難経路内にしてください。

 

災害発生時の避難は、時間との戦いです。数分避難が遅れただけで助からなかったという事例もあります。時間を無駄にしないためにも、避難経路に非常持ち出し袋を置いておきましょう。その他、避難の際に使うヘルメット等は玄関に置くようにしてください。

〇こんな前兆や地形の土地は注意が必要

水没災害被害

激しい雨が長時間続くと、その影響で土砂崩れや洪水が発生します。しかし、これ等の災害が発生してからの避難は危険を伴い難しいです。最悪の状況になる前に、災害の前兆や住んでいる土地の地形を理解し避難のタイミングを判断しましょう。

 

地形ごとに注意が必要な災害は下記の通りです。

 

地形

想定される災害

山岳地帯

山崩れ・地すべり

扇状地

山崩れ・土石流

急傾斜地

がけ崩れ

河川敷

洪水・浸水

 

どの災害も、大雨が引き金となり発生します。一度巻き込まれると助かる確率は低いため、発生する前に安全な場所へ避難することが大切です。洪水や浸水などは、目に見えて水量が増すので判断しやすいですが、土石流や地すべりは前兆を見逃しやすく非難が遅れてしまいます。

 

前兆に気づかず逃げ遅れてしまわないように、特に発生率の高いがけ崩れ・地すべり・土石流の前兆を覚えておきましょう。

 

【大雨が引き起こす災害の前兆】

がけ崩れ

・がけから水が湧きだす

・がけの側面に亀裂が入る

・がけから小石が落ちてくる

・木の根が切れる音などがする

地すべり

・井戸や沢の水がにごる

・地面にひび割れができる

・斜面から水が噴き出す

・家の壁に亀裂が走る

・家や樹木・電柱が傾く

土石流

・山鳴りがする

・大雨が降り続くと、水位が増すはずの川の水位が下がる

・川の水がにごる/流木が混ざり始める

・腐った土の臭いがする

 

災害の前兆として、上記のようなことが起こります。また、このような災害は雨が止んだ後にも発生するため注意が必要です。前兆を見逃さず、雨の弱い明るいうちに避難しましょう。

〇災害リスクも確認する

災害リスクメモ

最初に、非常持ち出し袋の準備を行うことが大切だとお伝えしましたが、災害リスクを確認することも重要です。「いつ避難してよいのかわからない」や「必ず避難場所にいかなければならないのか」など、そういった疑問をそのままにせず解決していくことが安心に繋がります。

 

では、具体的にどのような災害リスクを確認すればよいのでしょうか。鹿児島県では、下記のような災害リスクを確認するように促しています。(※ここでの「災害リスク」は、大規模災害に対する予防対策を示します)

 

1.ハザードマップを使い避難場所の確認。(色がついていた場合)

ハザードマップでの避難場所

引用元:92_20200521171346-1.pdf (pref.kagoshima.jp)

 

2.自宅が高層階にあり頑丈な場合は在宅避難も検討する。

3.安全が確保されている場合は、知人や親戚宅への避難も検討する。

4.高齢者は避難に時間がかかるため、警戒レベル3で避難を開始する。

警報レベル

引用元:92_20200521171346-1.pdf (pref.kagoshima.jp)

 

5.警戒レベル4で全員避難する。

6.避難場所となっている建物は、増設や変更されている可能性が大きい。そのため、定期的に暮らしている市町村のホームページを確認する。

 

勿論、災害の前兆などを察知した場合は、警戒レベルが3や4になる前に避難しましょう。避難場所も、自分の置かれている状況を判断して移動してください。日頃から親戚や知人と連絡を取り、話し合っておくと良いですね。

 

いざという時のために備えることで、私たちの暮らしはより良いものになってゆきます。

〇まとめ

・事前に非常持ち出し袋の準備や避難場所・連絡先の確認をする

・非常持ち出し袋は避難経路に、ヘルメットは玄関に置く

・大雨が引き起こす災害の前兆を見逃さないようにする

・前兆を確認し、明るいうちに早めの避難を心掛ける

・災害リスクの確認も忘れずに行う

参考URL

http://www.pref.kagoshima.jp/aj01/bosai/sonae/sonae/ooame.html

http://www.pref.kagoshima.jp/aj01/bosai/sonae/sonae/documents/92_20200521171346-1.pdf

 

参考画像

https://o-dan.net/ja/

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