鹿児島で暑い夏を乗り切るための室内で涼しく過ごす方法5選
2021.08.18
2021.08.18

全国的に梅雨が明け、日差しが強い季節となってきました。鹿児島県も「南国」と呼ばれるだけあり、毎日暑い日が続いています。夏場の平均気温は28.3度ですが、30度を超える日も少なくありません。アスファルトの照り返しも加わり、体感温度は更に高く感じます。
そうなってくると、自宅でもエアコンや扇風機などを使う機会が増えてくるでしょう。室内全体を冷やすことができるため、暑さも和らぎます。しかし、部屋の位置によっては太陽の光がよく当たり、涼しさをあまり感じられない場合もあるはずです。
だからと言って、何も対策をせず暑い室内にいると熱中症などの体調不良を引き起こすことになるため危険です。最悪の場合、命を落とす危険もあるので我慢は絶対にやめましょう。今回は、鹿児島の夏を快適に過ごすために室内の暑さ対策をまとめました。
目次
▽グリーンカーテンや屋外ルーバーを利用する
▽冷房を使う時はサーキュレーターもまわす
▽断熱性の高い窓に取り換える
▽ベランダや室外機に打ち水をする
▽接触冷感のインテリアグッズを利用する
▽まとめ

室内の温度が上がる原因の1つとして、太陽の光があります。日当たりの良い部屋の場合、外から入ってくる熱エネルギーの多くは窓からです。割合としては、夏で約70%と言われています。そのため、この70%の熱エネルギーを抑えることができたら、室内の温度はグッと下がると言うことです。
窓を覆うのに適しているものが、ツル性の植物を利用したグリーンカーテンと屋外ルーバーです。グリーンカーテンとは、ゴーヤやヘチマ・朝顔など、ツルを伸ばし成長する植物の性質を利用した自然のカーテンになります。更に植物は水蒸気を発するため、周囲の温度を下げることも可能です。
しかし、グリーンカーテンは完成するまでに時間がかかります。即効性を求めるのであれば、屋外ルーバーを利用しましょう。また、遮光カーテンも有効です。光だけでなく熱も遮断するため、室内の温度を下げてくれます。同時に、インテリアの日焼け防止にも役立つ機能性の高いカーテンです。

冷房の風を室内に循環させるために、サーキュレーターをまわしましょう。冷気は下に溜まる性質があります。そのため、サーキュレーターを利用して下に溜まった冷気を、部屋の隅々に行き渡らせる必要があります。扇風機よりもサーキュレーターの方が、空気を遠くに届けることが得意です。
サーキュレーターを設置する位置は、エアコンに背中を向けるようにしましょう。こうすることによって、エアコンから出た冷気を下に溜めることなく、遠くまで運んでくれます。必要以上に温度を下げることがなくなるため、省エネにも繋がるでしょう。

室内温度上昇の1番の原因である外からの熱を、リフォームすることによって防ぎましょう。少し大掛かりにはなりますが、熱の侵入を防ぎ快適に過ごせるようになります。方法としては、「フレームごと交換する」や「現在の窓はそのままにして、二重窓にする」などの方法があります。もちろん、新築時に断熱性能の高い窓を選定するのも大切です。
さらに、フレームは樹脂性フレームにしましょう。通常のアルミフレームは、熱を通しやすく室内の温度が上昇する原因となります。反対に樹脂性は熱を通しにくいため、室内への熱の侵入を防ぐことに繋がります。
しかし、二重窓にすると費用を抑えて短時間でリフォームが完了しますが、窓が1つ増えた分開閉に手間がかかることは覚えておきましょう。

打ち水とは地面に水をまき、水分が蒸発する際に熱が吸収される性質を利用したものです。日本では涼を得るために、古くから行われてきました。この打ち水を、室外機の熱交換器に行いましょう。
熱交換器を冷やすことで、冷房の運転が効率化されます。消費電力を抑えることにも繋がり、地球にも財布にも優しい方法です。打ち水をする場合は、日中よりも気温が下がる夕方にしましょう。そして、ベランダで行う場合は周囲に気をつけるようにしてください。

接触冷感とは、その名の通り触れると、ひんやりとした冷たさを感じる素材です。保冷剤や冷感スプレーと違い、継続して冷たさを感じることができます。
さらに涼しさを感じるために、見た目も爽やかなブルーやグリーン系統のインテリアを選びましょう。ブルーやグリーン系の色にはリラックス効果もあるため、インテリアに取り入れるには最適な色です。
また、選び方としては普段生活する上で、触れる機会の多いものを選びましょう。接触冷感加工は、名前の通り触らないと冷たさを感じません。そのため触れる機会の多い、ラグやソファーカバーなどがおすすめです。
同時に、夏場は汗をかきやすいので、自宅で選択できる物を選ぶとお手入れも楽にできます。
・太陽の光や熱を遮断するために、グリーンカーテンや屋外ルーバー、遮光カーテンを利用する
・クーラーを使う時はサーキュレーターもまわす
・断熱性の高い窓を採用する
・窓のフレームはアルミ製ではなく樹脂製を選ぶ
・室外機の熱交換器に打ち水をする
・接触冷感加工のしてあるラグやソファーカバーを利用する
参考画像